2017.08.14
タイから日本へ旅行に行った方々が口々に「日本のほうが暑い!」とおっしゃいます。
そうなんです!タイは涼しいんです!笑
松下です。
本日はコントロールのお話。
皆さんは打球方向を決める要素とは何だと思いますか?
やる気?気合い?
「気合いでクロスに打て〜!」
「やる気が足りないから下手なんだ〜!」
もちろんそんな訳ありません。根性論は時には必要ですが、技術に根性論を持ってこられても困ってしまいます。
それではどうすればクロスとストレートを打ち分けることが出来るのでしょうか?
要素①ラケット面の向きで決まる
基本的には打つ瞬間のラケット面の向きで飛ぶ方向は決まります。(回転をかけない場合)
- 打つ瞬間にラケット面が下を向いていれば、下に飛びます。
- 打つ瞬間にラケット面が上を向いていれば、上に飛びます。
- 打つ瞬間にラケット面が右を向いていれば、右に飛びます。
- 打つ瞬間にラケット面が左を向いていれば、左に飛びます。
中級くらいになってくると、トップスピンやスライスを少しづつ打ち分けられるようになってきていると思います。
例えばラケット面の向きが下向き(FACEダウン)になっていても、頑張って上に振り上げればネットを越えることができますがこれは打球の厚みが薄くなってしまうためにおおすすめはできません。
要素②ボールのどこを打っているか?「打点の点!」
打点とは、ボールを捉える位置のことをさします。例えばフォアハンドなら右前。サーブなら頭の上など、どの辺りでボールを打つか、ということが打点です。
打点の点とは、ボールのどの辺を打っているのか?ということです。
- クロスに打ちたいなら、ボールの外側を打つ
- ストレートに打ちたいなら、ボールの後ろを打つ
もしかしたら、ここを意識できていないのかもしれませんね。
打点が前でもボールの後ろを打ってしまったらストレートにしか飛ばない
写真↑のように打点はしっかり前でとらえているように見えますが、結論から言うとこれではクロスには打てません。
ボールの後ろしか打てないので、ストレートにしか打てませんね。
「打点を前にして打ってください。」とアドバイスをされたことがある人も多いのではないでしょうか?
「打点を前にしてもクロスに飛ばないことがよくある。」と感じたことがある人も多いのではないでしょうか?
確かに打点が前にあることでクロスに飛ばしやすくなりますが、しかしそこが最大のポイントではありません。
大事なのは、
打点の点を捉えること!
打点を前で捉えることができるようになってきたら、今度は打点の点を意識して、ボールのどの辺りを打っているのかを気にしてみましょう。
これだけを意識するだけで格段に精度は高くなります!
まとめ
- 基本的にラケット面の向きで飛ぶ方向は決まる。
- クロスに打つ時は打点を前にして、ボールの後ろを打つ
- ストレートに打つ時は打点を前にして、ボールの外側を打つ
- 逆クロスに打つ時は打点、ボールの内側を打つ
ここまで読んでいただいて光栄でございます。
それではまた来週!
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この記事を書いたコーチ
- Written by APF Academies
- 初心者でも安心!一般レッスンからプロ選手コースまで充実。バンコク最大のテニスクラブ、APF Academies。