テニスダイアリー

2025.04.01

こんにちは。コーチの大津です。地震当日は、20階にいたので結構揺れたのですが、怪我もなくコンドミニアムも全て大丈夫でした。

色々とSNSでバンコクは酷いというような状況を見ますが、現在APFは通常営業しております。

近辺の施設も通常通り営業しており、いつもの日常を過ごすことができています。

 

バンコクにおける地震の状況と今後の見通しについて

1. 現在の被害状況

建物倒壊と人的被害

ミャンマー中部地震(M7.7)の影響で、震源から1,000km以上離れたバンコクでは、建設中の33階建て高層ビルが倒壊し、少なくとも9人が死亡、47人が行方不明となっています。一部報道では、倒壊現場で最大80人が閉じ込められたとされています。

市内では計10人の死亡が確認され、78人が行方不明、42人が負傷しています48。倒壊ビルでは生存者の兆候が確認されており、ドローンや探知犬を用いた救助活動が続いています。

長周期地震動の影響

専門家は、高層ビルの揺れが「長周期地震動」によるものと指摘しています。この揺れは震源から遠くても減衰しにくく、軟弱な地盤(バンコクは厚い軟弱地盤)で増幅されたと考えています。

 

2. 今後の課題と対応

救助活動の継続と限界

倒壊ビルの現場では、がれきの下に閉じ込められた生存者の捜索が続いていますが、大型機械の不足や通信障害により難航しています。発生から72時間を経過した後も生存率低下が懸念される中、国際支援チーム(アメリカ、ロシアなど)が活動を支援しています。

建築物の耐震強化

バンコクの建物は地震を想定した設計が少なく、耐震性能の低さが被害拡大の一因と指摘されています。有名な話ですが、築20年の解体中のビルは全く壊れず、築10年以内の新築物件が相当被害に遭っているという印象です。

今後、高層ビルの耐震基準見直しや長周期地震動への対策(家具固定など)が求められます。

地盤調査と都市計画

地盤工学の専門家は、軟弱地盤が揺れを増幅した可能性を強調し、今後の都市開発では地盤改良や地質調査の重要性が高まると予想されます。

経済復興と国際支援

タイ政府は災害復旧基金の活用を検討しており、日本を含む各国が技術支援や物資提供を表明しています。ただし、ミャンマーとの国境を越えた支援は政治情勢の影響を受ける可能性があります。

3. 長期的なリスク管理

長周期地震動の監視体制

日本では2023年から緊急地震速報に長周期地震動の階級を追加しています。タイでも同様の警報システム導入が検討される可能性があります。

まとめ

バンコクでは、遠隔地の地震による長周期地震動と地盤特性が複合的に作用し、予想外の被害が発生しました。特に、高層階に住み方々にとっては、甚大な被害になっています。ですが、バンコク内は通常通り営業しているところも多く、ソンクラーンも通常通り行われる予定です。SNSほど、酷い状況になっておりませんので、ぜひバンコクに来てテニスもフェスティバルも楽しんでもらえればと思います。

 

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テニスコーチを始めて8年間、お客様のテニスの上達のサポートをしてきました。今までの経験から得た知識を皆さんに伝えることができるように頑張ります。 新しく始める方から競技者の方まで一緒に挑戦していきましょう。
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