2020.06.29
違いのわかる男、松下です。
今回は「スピンをかける」と「トップスピンを打つ」の違いについて解説します。
この違いがわかる事によって球種の違いがわかるようになります!
「スピンをかける」とは「回転をかける」という意味
「そのまんまやないかい」とツッコミが入るのを待ちます。笑
前回の記事にも解説してありますが、回転の向きにはいくつか種類があります。
回転をかけたほうが軌道が安定します。
ですので、ラリー中は基本的にスピンをかける事を意識して打ちます。
その中でどれくらいスピンをかけるのか、かけないのか。
速いのか、遅いのかを駆使して相手のバランスやタイミングを外して行きます。
スピンがかかってないとどうなるのか?
スピン「回転」がかかっていない方がボールのスピードは出せます。
ですが変化はしません。
変化しないボールは速いので試合序盤はエースになったり、相手も慣れないうちにどんどん点が取れてしまいます。
ですが、
速いボールは10分もすれば慣れます。
慣れてしまえば対応することもできますので、試合の中盤から後半で相手に捕まってしまいます。
また、スピンがかかっていないとスピードが出るので、ボールをコートに収めるのが難しくなります。
緊張した場面でコートに入れれるかどうか、テクニックが問われます。
ギャンブルに近いですね。
トップスピンを打つ
回転がかかっていない(ほんとは少しかかってる)ショットの事をフラットと呼びます。
高さの変化がありません。
スピンをかけて打つ場合、ボールのスピードは落ちますので、少し軌道が高くなります。その分バウンドも少し高くなります。
トップスピンとスピンの差は、初速の速さとバウンド後の伸びです。
初速が速いメリット
初速が速いと、
- 相手の動きを止めることができます。
- 打つコースを隠すことができます。
- 相手をベースライン後方に下げることができます。
バウンド後の伸び
スピンがかかったボールもフラットに比べれば高く跳ねます。
トップスピンの場合は、跳ね上がります!
この記事を読み終わった後にYoutubeで「Tennis court level」で検索すると選手目線の映像がみれます。
プロのトップスピンは身長190cmの選手の肩の高さまで跳ね上がります。
これは私からすると目線の上になります。
これを打たれると思うとぞっとしますし、そこまで跳ね上がるトップスピン(しかも速い!)が打てるのってやっぱすごいですよね
大事なのは初速
跳ねる高さを考えれば、高く打てばいいだけなので多分できますが、それはトップスピンではありません。
ただの高いショットです。
初速も遅くなるので、相手に予測されやすく、予測されるので、攻められます。
もちろん相手の予測を外したりできれば、高いスピンのショットでも相手を崩すことは可能です。
ショットはツールです。
トップスピンという球種があります
このように初速が速い、バウンドが跳ね上がるショットをトップスピンと呼びます。
便宜上、スピンのかかった少し軌道の高いショットのこともトップスピンという場合もありますが、ここでは球種が違うという事を理解していただけると「めっちゃうれし〜で〜す。」
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