2016.12.29
今年も残すところあとわずかになりましたね。APFは今日が2016年通常レッスンの最終日です。
さて、今回は「ボレーが苦手な方の3つの共通点」という題材で考えてみました。
私も、高校のシングルスの試合でボレーにいった時、顧問の先生に「ボレーなんて10年早い!!」と言われたことがトラウマになって、実はボレーが長い間好きにはなれませんでした。
というのは半分冗談で半分本当の話です。
私自身の経験と、指導経験の中で気づいた、ボレーが苦手な方の3つの共通点を記載しますので、皆さんの気づきと上達に繋がればと思います。
1.成功体験に乏しい
まずボレーが苦手な方は、ボレー嫌いという方が圧倒的に多いです。
その為、練習時間が他のショット(特にストローク)に比べてとても少ない傾向にあります。
そうすると、試合や練習で上手くいった経験が少ない為、自信も持てず、正しいポジショニング(立ち位置)も身につきにくい。
そして、ボレーの練習が更に減る
といった負のスパイラルに陥るケースも。
2.ストロークの体の使い方が上達の邪魔をしている
ボレーとストロークは全く体の使い方が違います。
極端な話、ボレーは「正面向き」、ストロークは「横向き」といっても過言ではないくらい構えから違います。
ボレーは「横を向いて」「少し肩を入れて」といったアドバイスを受けている方は、比較的ストロークの様にラケットを体よりも後ろに準備してしまう傾向にあり、ボレーの上達を妨げている様に思えます。
ボレーは「正面を向いて」出来るようにしましょう!!
3.ボレーのグリップは1グリップと信じている
テニスの教本でもボレーは1グリップ(コンチネンタルグリップ)と書かれていることが多いのでそう信じている方も多いはず。
私の経験から、これがボレーが上手くなれない大きな理由の1つだと考えています。
ズバリ!「ボレーは1グリップではない」です。
全てのボールを1グリップで打っている様に見えますが、手のひらの中で微妙に握り変える必要があります。
恐らく、分かりやすいように「ボレーは1グリップで」としたのでしょうが、大切なのはグリップではなく、ボールへのラケット面の角度です。
うまくボールに力が伝わるように、ボールの勢いや高さでグリップを変えてみて下さい。
*極端に厚いフォアハンドグリップの握りの方。その握りだと低いボールの返球が難しいので、ボールによって変えてみて下さい!!
まとめ
1.成功体験に乏しい→まずは小さな成功体験の数を増やしていく練習を!! 積極的なミスはOKにしましょう!!
2.ストロークの体の使い方が上達の邪魔をしている→ボレーは正面を向いて打ちましょう!!
3.ボレーのグリップは1グリップだと思っている→ボレーは1グリップでは対応できないです。ボールに合わせてグリップチェンジをしましょう!!
以上の3つが、私が考えるボレーの苦手な方の共通点、そして解決方法です。
まずはボレーを打つ機会を増やしましょう。
そして、単純なボレーストロークだけではなく
後ろから前に移動してのボレー、ネット付近、サービスラインよりも後ろ等様々場所からのボレー練習に取り組んでみて下さい。
「私のボレーがどうなっているのか分からない」という方は、
私にいつでもご質問下さいね!!
1月はAPFのST-BGクラスの方を対象に、ボレーのみの特別練習会も企画しています。
ボレーが苦手という方、ぜひ参加してみて下さい。
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この記事を書いたコーチ

- Written by SakaiRyota
- バンコクにて選手育成に携わりアジアを中心に活動する。コーチとしての経験は全国・タイジュニア12歳以下、14歳以下男子の選手をナショナルランキングNo1に導き、またタイ国内での数々のトップジュニアを指導した。 卒業生には日本で活躍するジュニアも多数。 2018年には、卒業生が18歳以下男子全日本ジュニア選抜室内で優勝。 現在は【戦術】を元にした指導方法をプログラム化し、低年齢からの育成に携わっている。