目指せ中級レッスン25_トップスピンとスライスを使い分ける⑤

テニスダイアリー

2020.12.21

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スマッシュ打たれたら打たれる前に早々に諦める男、松下です。
みなさんは相手のスマッシュをどうやって返球していますか?
スマッシュを打たれているのと打たせているのとでは返球も変わってきますが、基本スライス系での返球になります。

相手のスマッシュはスライスで対応

tennis-smash-lob-slice
上級レベルのスマッシュになるとスマッシュが強烈です!
この強烈なスマッシュとトップスピン系で返球することは簡単ではありません。
一撃必殺のカウンターを狙うのではなく、もう一度ロブを打ってチャンスを伺います。
ロブはできるだけ高い方がいいですが、室内だと限界がありますよね。
高く打てないロブでも対空時間を長くするためにもスライスでのロブが有効になります。

「もう一回スマッシュを打たれて結局ダメじゃないか!」
と思う方もいると思いますが、スマッシュをちゃんと決めるのって簡単ではないですよね。
しかも「相手がロブで返してくるからもっといいスマッシュを打たないと!」と、相手が考えてくれればミスをしてくれる可能性もありますし、ミスをしてくれれば次のスマッシュはミスをしたくないからコースが甘くなるかもしれません。

このように、1点以上に効果があることなので、ぜひロブを打てるようになりたいものですね。

スライスとトップスピンで対空時間が変わる

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実際に測ったわけではないので、正確なのかどうかは分かりませんが、体感的にスライスロブの方が対空時間が長く感じます。
トップスピンロブの時は振り遅れないように、スイングのタイミングを少し早めたり、スライスロブの時はジャンプするタイミングを少し遅らせたりしますので、多分あっていると思います。

できれば相手のバックハンド側にスライスロブ

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フォア側に打ってしまうとスマッシュで打ちやすくなりますので、できればバックハンド側にロブを上げましょう。
「できれば」なので、自身の精度や状況でサイドアウトのリスクがあるならコートの真ん中でも構いません。
自らミスをすることは避けましょう。
もちろん捨てポイントではあえて一撃必殺カウンターなど打ってもいいですが、重要なポイントではギャンブル出来ないですよね。

打てそうならディンクショット

tennis-smash-dink-slice
相手のスマッシュが弱かったり、相手のポジションがネットから遠くて足元にスペースが空いている場合は足元に沈めます。
足元に沈めるショットのことをディンクといいます。
足元に沈める利点は、スマッシュを打たせないということだけでなく、打点が低くなるため相手は速いショットが打てなくなります。
総合的に相手の攻撃力を下げることが出来ます。
ディンクショットもスライスになります。
相手の勢いのあるショットの勢いをなくして足元に打つためにはスライスが最適です。
トップスピンでも沈めることは出来ますが、簡単ではありません。

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