2020.11.24
松下です。
トップスピンとスライスの具体的な使い方第2回です。
状況的にウインドミルとサイドスピンを織り交ぜていきますが、その状況ではそっちの方が好ましいので、是非参考にしてみてください。
どの状況でトップスピンを打つのか、スライスを打つのかを知っておいたほうが練習の時に試合をイメージできますよね。
結論:高さを出すことが優先。深さは二の次。
攻撃するためにはその前に攻撃の起点を作らなければいけません。何もない状況から相手はチャンスをくれたりはしませんよね。
また、相手に攻撃させないためにも高さは必要です。1点2点なら相手も高い打点から攻撃して得点できるでしょうが、それを1試合、3セットを通してできるものでしょうか?
相手のバックに3球トップスピン
相手の深いリターンをウインドミルで相手のバックハンドを狙います。
狙いはバックハンドの高いところです。これで相手がポジションを下げてバランスを崩してくれれば嬉しですね。
この高いショットを打つ際のポイントは高さです。高くて初速の速いショットです。
最初は速さがなくても高さが出ればOK。慣れてきたら徐々に初速の速い重いショットを打てるようにしましょう。
深さベースラインギリギリではないほうがいいです。深すぎると相手は後ろに下がらず、ライジングで打つ判断ができてしまいます。
少し短い方が、相手のポジションを下げることができます。試合の序盤はプレッシャーがかかっていない場面なので、相手もガンガン中に入ってきて攻撃してきますが、ここで辞めてはいけません。
この選択肢は試合を通して打ち続けることで効果が倍増します。
この相手のバックハンドの高いところを狙うショットのことを総称してToTheBackhandと呼びます。
フォアに走らされたらウインドミルでToTheBackhand
相手がオープンスペースを意識する状況です。相手はバックハンドダウンザラインを打っているので、この状況ではどうしてもオープンスペースに意識が行きます。
こちらもクロスカウンターが基本となりますので、当然と打てることが前提となります。
このクロスカウンターを序盤に打っておいて、相手にオープンスペースを意識させます。
ダウンザラインにウインドミルで打つことで、相手は急ブレーキをかけてもう一度バックハンドで対応しなければなりません。もちろん一度や二度では相手の体力を削ることはできないですが、相手がダウンザラいんを警戒し始めたらまたクロスカウンターに戻すことができます。この戦術で大事なことは、試合の序盤でクロスカウンターを自分が持っていることを相手に見せることです。
バックハンドスライスで確実に返す
スライスのいい点は、確実に返すためにスピードの調整がしやすい点です。また、スイングもアウトサイドインになるので、ボールの外側を引っ張りやすくなりますので、相手のバックハンドにもコントロールしやすくなります。
スライスで確実に相手に返球することによって、相手に先にダウンザラインに展開するのを待ちます。相手はどうしてもクロスのオープンスペースに意識が行きますので、そこをダウンザラインに打つ戦術はピートサンプラスを代表する戦術の1つですね。
このスライスで確実に返す戦術は何より「確実に返す」という意識が必要です。ですので、ラインギリギリに打ったり、速いスライスを打とうとすると自分が先にミスしてしまいますので、普段の練習から「我慢」してラリーする練習をしておく必要があります。技術的にスライスが打てることと、我慢してスライスを打つということを分けて戦術的に我慢してスライスを打つ練習ですね。
ToTheBackhandはウインドミル
ToTheBackhandを楽に打てるのはウインドミルです。
縦のスイングなので高さを出しやすいですね。
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この記事を書いたコーチ

- Written by Yuichiro Matsushita
- よく九州男児と呼ばれますが、私は「肥後もっこす」です。 コーチを始めてもうすぐ13年になります。まだまだ勉強中のルーキーですが、これまでの経験と知識から最大限に皆様のテニスライフを、そしてバンコクライフをサポートできるよう努めてまいります。