2024.10.21
酒井です。
今日、生徒さんから「皆さんはベースラインからロブを使うスタイルでポイントを組み立てていますが、私はとにかく前に出るスタイルです。私も皆さんのようにベースラインからポイントを組み立てる練習をしなくてはいけませんか?」という質問をいただきました。
私は、「そんなことはありません。前に出るスタイルを変える必要はないので、前に出るための展開や、そのためのショットの精度を上げていきましょう」とお答えしました。
これまで、ジュニア選手や一般クラスの生徒さんなど、多くの方を指導してきましたが、誰しも得意・不得意があります。私たちは、不得意な部分をなんとかして平均的に持っていこうとしがちですが、試合においてそれが必ずしも良いとは限りません。
もし時間が十分にあって、長期的なプランで取り組むことができるのであれば、それも一つの方法かもしれません。
しかし、私が指導している方々は、限られた時間の中で上達を目指している方が多いです。
ですので、自分の得意なこと、人との違いを明確にし、それをどんどん伸ばしていく方法が良いのではないかと考えています。
実際、試合では、迷いなく自分の得意なプレーを貫いてくる選手は非常にやりづらいものです。
学生時代に長年テニスをしてきた相手や、自分よりも多く練習している相手に勝ちたいと考えている方は、まず自分と他人との違いを理解し、自分の得意な部分をどんどん伸ばしていきましょう。
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この記事を書いたコーチ
- Written by SakaiRyota
- 2005年からバンコクのAPF Academiesでテニスコーチをしています。 一般クラス・ジュニアクラスともに、初心者から上級者までを指導させて頂いています。女子ダブルス・一般ダブルス及び、ジュニア選手育成まで戦術的な指導及び、テクニックの改善が得意です。 一緒にテニスを楽しみましょう!!