2019.11.21
酒井です。
以前
10/25-10/27の3日間バンコクで行われたITF Wordewide Coaches Conferenceに参加してきました。
という記事を書きましたが、その中でオーストラリアのCraig O’Shannessyコーチの講義(The first 4shots)の中で興味深い内容があったので、ご紹介します。
プロ選手のウィナーとエラーの確率
2015年全豪オープンの男子・女子のウィナーとエラーの割合。
ウィナーは全体の30パーセント、エラー(ミス)は全体の70パーセントが占めています。
「プロでもエラーの割合がウィナーの割合を上回っているんだから、ミスをしないのが大切」
もちろんこちらも合っているのですが
フォーストエラーとアンフォーストエラーの割合
相手にさせられたミス(Forced Errors)が単純なミス(Unforced Errors)を上回っています。
どういうことかというと
以前のテニスでは【相手よりもミス(Unforced Error)をしないこと】が大切と言われていたのですが、現代のテニスでは【相手にミス(Forced error)をさせる】をさせるという事がより重要であるということが分かります。
そうなると練習方法も変わりますよね
以前の【20球ボール(ラリー)を連続してコートの中に入れるのを4ポイント(回)続ける事と】いった練習から
【4球ボール(ショット)を20回続けて正確に行う事が出来ること】
こういった練習方法が必要になってきます。
こちら講義の一部の内容でしたが、参考になる内容でしたので皆さんにご紹介いたしました。
【相手にミス(Forced error)をさせる】
ぜひ意識して取り組んでみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いたコーチ
- Written by SakaiRyota
- 2005年からバンコクのAPF Academiesでテニスコーチをしています。 一般クラス・ジュニアクラスともに、初心者から上級者までを指導させて頂いています。女子ダブルス・一般ダブルス及び、ジュニア選手育成まで戦術的な指導及び、テクニックの改善が得意です。 一緒にテニスを楽しみましょう!!