【その差は何?】Play & Stayについて

テニスダイアリー

2025.06.24

こんにちは。コーチの大津です。

前回の敗戦を受けて、何が足りないか考えました。

まずタイ全体で足りていないのは、ジュニア期におけるPlay and Stayだと考えました。

(「Play and Stay(プレイ・アンド・ステイ)」は、ITF(国際テニス連盟)が推進している初心者向けのテニス普及プログラムです。特に子どもテニス初心者に適した指導法や環境を提供することで、テニスをより楽しみやすく、続けやすくすることを目的としています。

特にハードコートが多い分、ジュニア期は高いボールか速いボールを打てば勝てる傾向にあります。そのため、テニスが単調になりやすく、選手が考えることが少なく、成長につながっていません。特に男子の他の国の選手は強さだけではなく、テニスの多彩や上手さも目立っていました。

特にPlay and Stayを実施している国は、毎年強いジュニアや選手が多い傾向にあります。

🇬🇧 イギリス

  • LTA(全英ローンテニス協会)が全国レベルでPlay and Stayを導入

🇫🇷 フランス

  • フランステニス連盟(FFT)が全土のクラブにROGシステムを導入。

🇦🇺 オーストラリア

  • Tennis Australiaが「Hot Shots Tennis」として全国展開。

🇪🇸 スペイン

  • ジュニア育成において、Play and Stayの要素(ROG、コートサイズの変更など)が当たり前に使われている。

play & stay はただ、ラリーを簡単にさせるだけの目的でなく、技術の向上にあります。

  • Red Stage(6~8歳)

    • フェルトボール、80cmネット

    • オーバーハンドサーブやラリー、リラックスしたコンペティションを導入

テニス初心者でラリーやボレーなどの基礎力の向上だけなら、レッドボールが有効でしょう。イギリスで前にいてクラブでは、13歳で初心者の場合はレッドボールから取り組んでいました。それでも4~5歳に負けていました笑

一般のアカデミーの選手でも、オーバーヘッドからサーブが可能で、テニスを理解することができます。

そのクラブ出身の生徒は3名がイギリスのナショナルチームにいます。

  • Orange Stage(8~9歳)

    • オレンジボール(通常の50%スピード)、ネットは80cm

    • 戦術思考、問題解決、マッチプレイの基本形成

このレベルになると、サーブ&ボレーやアプローチからボレーなどを理解して実施します。初心者は基本的に参加しないので、ラリーができる生徒が多く、実施に試合の形が形成されます。

このステージがとても必要で、軽視されている傾向にあります。

 

もっとオレンジボールやレッドボールを活用して、テニスの競技力を向上させていきたいですね。

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テニスコーチを始めて8年間、お客様のテニスの上達のサポートをしてきました。今までの経験から得た知識を皆さんに伝えることができるように頑張ります。 新しく始める方から競技者の方まで一緒に挑戦していきましょう。
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