2025.10.14

こんにちは。コーチの大津です。

つい先日、アルカラスが世界1位を奪還しました。

日本でも望月選手、坂本選手や薗部選手が世界1位になりましたが、その後はどうでしょうか？

勿論、ジュニアとアダルトは違うのでこれからだと思いますが、世界をとった選手だちはどのようなジュニア時代のランキングだったのでしょうか？

🏆 ジュニア時代も世界一位 → プロでも世界一位になった選手

こうした選手は「天才型」と言われます。

ロジャー・フェデラー（スイス）
ジュニア世界1位 → プロ世界1位（合計310週）
ジュニア時代から完成度が高かった典型例。
ステファン・エドバーグ（スウェーデン）
唯一、ジュニア四大大会を全制覇し、その後プロでも世界1位。
カロリーナ・ウォズニアッキ（デンマーク）
ジュニアランキング1位 → WTA世界1位。
安定感のあるプレースタイルがジュニアからプロでも通用。

🎾 ジュニアでは無名〜中堅 → プロで世界一位になった選手

実はこちらのほうが多いです。

ノバク・ジョコビッチ
ジュニア最高ランクは24位。
早くからプロに専念して急成長。
ラファエル・ナダル
ジュニアランキングのトップにはならず。
16歳でプロに転向し、プロツアーで経験を積んだ。
カルロス・アルカラス
ジュニアでは最高22位。
早期にプロ転向して育成を重視。
イガ・シフィオンテク（女子世界1位）
ジュニアでは世界5位止まり（ウィンブルドンジュニア優勝あり）。
その後プロで飛躍。

つまり、
👉 ジュニアで世界一位でなくても、将来世界一位になる選手は多い
👉 重要なのはジュニアの結果よりも、プロでの成長曲線と環境

🌍 ジュニア→プロで大成した選手 TOP10

#	選手名	国籍	ジュニア最高位	プロ最高位	主な特徴・背景
1	ノバク・ジョコビッチ	セルビア	24位	世界1位（男子歴代最長）	16歳でプロ転向、体の強さと戦略的成長で頂点に。
2	ラファエル・ナダル	スペイン	世界1位にならず（最高8位前後）	世界1位（累計200週超）	クレーコート中心にプロで成長、ジュニアを飛ばした成功例。
3	カルロス・アルカラス	スペイン	22位	世界1位（最年少記録）	早期にフェレロの指導でプロ専念、ジュニア結果よりも才能重視。
4	アンディ・マレー	イギリス	ジュニア最高2位	世界1位	早くから欧州でトレーニング、長期的成長型。
5	イガ・シフィオンテク	ポーランド	世界5位	世界1位（WTAファイナル優勝）	ジュニアでは突出せずも、メンタルと安定感で飛躍。
6	アシュリー・バーティ	オーストラリア	世界2位	世界1位（2022年引退時も1位）	ジュニア優勝はあったが、プロで戦術的柔軟性が開花。
7	アンディ・ロディック	アメリカ	世界3位	世界1位（2003）	ジュニアでは目立たなかったが、サーブとメンタルで成功。
8	ダニール・メドベージェフ	ロシア	世界13位前後	世界1位	ジュニアでは目立たず、プロで戦術・技術を磨いた後発型。
9	シモナ・ハレプ	ルーマニア	世界11位	世界1位	体格を補う戦術と安定感でプロで開花。
10	スタン・ワウリンカ	スイス	世界7位	世界3位（GS3勝）	フェデラー世代の陰で成長、ジュニア時代は地味。