シンシナティ・オープン(Cincinnati Open)での出来事

テニスダイアリー

2025.08.19

こんにちは。コーチの大津です。

もうすぐUS Openがありますが、丁度シンシナティ・オープン(Cincinnati Open)が終わり、アルカラス選手が優勝しました。

何故シナー選手は棄権したのでしょうか?


シナーが棄権した理由は?

  • シナーは第1セットが始まってすぐの0–5でアルカラスにリードを許した時点で体調不良により試合を棄権しました。わずか23分の短い試合でした Reutersザ・ガーディアンCadena SER

  • 報道によると、前日から体調が悪かったとのことで、当日の高温多湿(約32°C、湿度55%)の厳しい気候も影響した可能性が示唆されています Cadena SERニューヨーク・ポスト

  • シナー自身も観客に「とても気分が悪い」「本当に申し訳ない」と謝罪し、「体が言うことを聞かなかった」とコメントしています Sky Sportsニューヨーク・ポスト

  • アルカラスも「こういう形で勝つのは望んでいなかった」と語り、シナーを「真のチャンピオン」と称えるなど、温かい配慮を見せています Reutersザ・ガーディアントークスポーツ


要点まとめ

項目内容
試合2025年シンシナティ・オープン 決勝
状況アルカラスが第1セット0–5リードした時点でシナーが棄権(23分で終了)
棄権理由前日から体調不良 → 当日の高温多湿と合わせて悪化
影響シナーの26連勝はストップ。USオープンへの出場も不透明に。アルカラスは「本意ではない勝利」とコメント。

ということでしたが、前にもシナー選手は試合の途中で吐くなどがあり、あまり湿度が高いところを好まないのではないでしょうか?


🌡 高温多湿でのテニス対策

1. 水分補給(ハイドレーション)

  • 試合前:開始の2時間前に500ml程度、30分前に200ml程度飲む

  • 試合中:15〜20分ごとに200mlを目安に。
    👉 水だけでなくスポーツドリンクや電解質タブレットを使い、ナトリウム・カリウムを補給

  • 試合後:失った体重分(1kg ≈ 約1L)を基準に補給

2. クーリング

  • アイスパック・冷たいタオルを首・脇の下・手首につけて体温を下げる

  • 氷入りの飲み物で内側から冷やす

  • チェンジエンドで日陰で座る、帽子や傘を使う

3. ウェア選び

  • 通気性の良い速乾素材(ポリエステル・メッシュ素材)

  • 白や明るい色で直射日光を吸収しにくくする

  • 汗を吸いにくいコットンは避ける

4. 食事・栄養

  • 試合前は**炭水化物中心(おにぎり、パスタ、バナナ)**でエネルギー補給

  • 試合中はバナナ・ゼリー・塩飴などで短時間のエネルギー+ミネラル補給

  • 過度な脂っこい食事は避ける

5. ペース配分と身体のサインに注意

  • 高温時は「全力疾走のラリーを続ける」よりもポイント間でしっかり呼吸とリズムを整える

  • めまい、吐き気、手足のけいれん、動悸 → すぐにプレー中止・休憩・医療スタッフへ

6. 身体を慣らす(アクライメーション)

  • 試合の数日前から同じ環境で練習し、汗腺の働きを慣らす

  • いきなり本番を迎えるよりも、数日かけて暑さに適応させる

 

プロ選手でも体調を崩してしまします。

気をつけないと、タイでもすぐに体調が悪くなるかと思います。

皆さんも気をつけてテニスをしてください。

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テニスコーチを始めて8年間、お客様のテニスの上達のサポートをしてきました。今までの経験から得た知識を皆さんに伝えることができるように頑張ります。 新しく始める方から競技者の方まで一緒に挑戦していきましょう。
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