ウィンブルドンでの出来事

テニスダイアリー

2025.07.15

こんにちは。コーチの大津です。

ウィンブルドンがちょうど閉幕しました。その中、今大会大きく変わったルール、特に変わった審判についてです。

 

何度も議題に上がっていましたが、線審による誤審やミスを減らすためにホークアイなどのシステムを入れることでした。

 

🎾 テクノロジー導入による波紋
今大会から人間のラインジャッジが廃止され、電子線審(Hawk‑Eye Live)に全面切替されました

しかし、16回戦で起きたソネイ・カルタル選手対アナスタシア・パブリュチェンコワ戦で、明らかにアウトだったボールをシステムが見逃し、試合が再開されるというトラブルが発生 。このトラブルに対し、オールイングランド・クラブは「オペレーターの人為ミス」と説明し謝罪、再発防止を約束しました 。

ですが、どちらにせよ人為的なミスはつきものです。限りなくゼロに近づけることはできますが、完全に取り切ることはできません。

🎾 評価:テクノロジー導入による波紋

肯定的な側面

  1. 公平性と一貫性の向上
     誤審リスクを減らし、全選手に対して同じ基準で判定されることから、基本的には歓迎する声も多いです。

  2. 近代化・効率化への流れ
     他のスポーツ(VARを導入したサッカーなど)と同様に、テクノロジーの導入は「時代の流れ」として捉えられており、特に若年層の観客からは「自然な進化」と評価されています。


否定的・懸念の声

  1. 「人間の温かみ」が失われた
     148年の歴史を持つラインジャッジたちが姿を消したことについて、伝統を重んじるファンからは「寂しい」「味気ない」という声も。
     特にウィンブルドンのような格式ある大会では、「人間味」や「雰囲気」も重視されるため、この変化に反発もあります。

  2. 今回の誤判定で信頼性に傷
     ソネイ・カルタル vs パブリュチェンコワ戦での「明らかにアウト」のボールをHawk-Eyeが見逃したことは大きな波紋を呼びました。
     ➡️ 試合後、カルタルは「このポイントが勝敗を分けた」と主張し、「審判が人間だったら違っていた」と批判。
     ➡️ 観客からもブーイングが起き、「機械に頼りすぎた結果、試合が壊れた」という論調も。


🎯 総合評価

  • 技術的には歓迎されつつも、完全な信頼には至っていない

  • 特にウィンブルドンのような「伝統 × 品格 × 公平性」が求められる大会では、一つのトラブルが大会全体の信頼を揺るがす可能性がある

  • 再発防止の透明な仕組み作りが急務

以上となりますが、やはりミスは避けられません。

 

今一度、どこまでが人が加入するべきかルールを決めるべきだと感じました。

 

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