タイ選手の育成はいつまで

テニスダイアリー

2026.03.17

こんにちは。コーチの大津です。先日、試合があり生徒と元生徒の2名が決勝に上がりました。

 

こちらをみて、思ったことですが、タイのローカル大会だと一番強い年代は14歳だと改めて感じました。

大きな理由として、14歳~15歳で見切りをつけて、勉強や留学する生徒が多く、二極化することで参加者が減少し中間の選手が勝てなくなり、ほぼ出場しなくなります。

そこを考えても、14歳か15歳までに結果が出せるような計画を組む必要があります。

1. 海外アカデミー留学・英才育成型

早い段階から海外の強豪アカデミーで揉まれ、世界基準の環境でプロへの階段を駆け上がるパターンです。

  • 代表例園部八奏選手(IMGアカデミー)

  • 移行のステップ:

    1. 国内で頭角を現す: 全国大会で優勝し、有望選手として支援団体の目に留まる 。

    2. 海外アカデミーへ留学: 錦織圭選手らも輩出した「盛田正明テニス・ファンド」の支援を受け、14歳でアメリカのIMGアカデミーへ。言語や生活習慣の違いも経験しながら、世界の同世代と日々競い合う環境で実力を磨く 。

    3. ジュニア世界一を経てプロ転向: 全豪オープンジュニアを制し、ジュニア世界ランク1位に。その後、プロの大会でも結果を残し、正式にプロ転向を表明。その際には、ミズノとのブランドアンバサダー契約も同時に発表された 。

    4. プロ初戦へ: プロ転向後初の試合は、ワイルドカード(主催者推薦)で出場するWTAツアー大会 。

2. 国内徹底強化・環境改革型

海外に行かずとも、日本国内で世界に通用する選手を育てるために作られたプロジェクトで成長するパターンです。

  • 代表例伊達公子×YONEX PROJECT参加選手

  • 移行のステップ:

    1. オーディションに合格: 世界を目指す覚悟を持ったジュニアが、厳しいオーディションを通過する 。

    2. 2年間の集中プログラム: 伊達公子さんをはじめとするトップスタッフから、技術だけでなく「自立心」や「考える力」を養う指導を受ける。単に教わるのではなく、自ら気づくことを重視した育成が行われる 。

    3. 国内での国際大会増加: プロジェクトが主導して国内のITFジュニア大会を新設。これにより、海外遠征が難しかった選手でも国際ポイントを獲得しやすくなり、グランドスラムジュニアへの道が切り開かれた 。

    4. プロへの道筋を見える化: プログラムを通じて、「プロテニスプレーヤーになる道筋」を具体的にイメージできるようになる 。

3. 早期英才教育・親子二人三脚型

テニス一家に生まれ、幼少期から親の徹底した指導の下で才能を開花させる、いわゆる「サラブレッド」型です。

  • 代表例テイラー・フリッツ選手(アメリカ)

  • 移行のステップ:

    1. 英才教育の開始: 両親がともに元プロテニス選手という環境で、2.5歳でテニスを始める 。

    2. 父の下で基礎を固める: 17歳まで父がコーチとして徹底的に指導。幼少期には一度テニスから離れるも、自ら「やりたい」と言い出したことで再開するなど、主体性を育むきっかけもあった 。

    3. ジュニアグランドスラム制覇: 17歳で迎えた最後のジュニア大会、全米オープンジュニア(USオープンジュニア)で優勝 。

    4. シニアへの急浮上: ジュニアと並行してプロの下位大会(フューチャーズ)に出場し経験を積み、シニア転向からわずか2年で世界ランキングを一気に174位まで上げる。その後、ATPツアーで優勝を果たし、トップ選手への道を駆け上がった 。

💡 移行期を成功に導くための重要ポイント

これらの事例から、世界基準への移行を成功させるためには、以下の要素が重要であることがわかります。

  • 「13歳の壁」を意識する: 世界への第一歩は、13歳でITF(国際テニス連盟)にジュニア登録をすることです。ここから国際大会に出場し、世界ランキングを獲得する道が始まります 。

  • 試合経験と戦略: 国内だけでなく、早い段階からITFジュニア大会で国際経験を積み、世界の同世代と対戦することが不可欠です。そのための環境整備も進んでいます 。

  • プロフェッショナルなチーム体制: 伊達公子さんの現役時代と復帰後を比較すると、トレーナーやケアの専門家など、チームの専門性と人数が格段に増えていることがわかります。現代はより高度で多角的なサポートが必要です 。

  • メンタルと自立心: 海外転戦が当たり前の世界では、孤独感と戦い、自ら考えて行動する「自立心」が強く求められます。コーチに頼り切るのではなく、自己管理能力を養うことがプロへの近道です 。

  • 投資の覚悟: 時間、お金、労力。トップ選手は誰しも、人並み外れた「投資」をしています。練習量ひとつとっても、週5〜6回は当たり前という世界です 。

世界で活躍する選手たちは、いずれかの道を選びながらも、「早い段階から国際基準を意識し、自分で考え、多くの投資を受けてテニスに打ち込む」 という共通項を持って、ジュニアからプロへの移行期を乗り越えていることがわかります。

 

 

他の成功した例を見ても、早期から意識することがとても必要かと思いました。

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