2025.04.29
こんにちは。コーチの大津です。
大人のクラスのレッスンにおいて、いろいろな国の方が参加してくれるようになりました。
そんな海外の選手に指導する際に気をつけなければいけないことがあります。
それは相手のプレーやいきなりフォームや戦術を否定しないことです。
多様な個性とプレースタイル
外国人テニス選手の性格は国籍や文化により異なり、プレーに影響を与えます。例えば:
- ヨーロッパの選手(例:マレー、ナダル):クレーコート文化からくる「しぶとい」ラリー重視のスタイルや、戦略的な「スマートさ」が特徴。マレーは高校時代、リラックスしたプレーで「スマート」と評価され、バックハンドのスライスを多用していました。
- アメリカの選手:ハードコート育ちで、ライジングショットやフラットな強打を好む傾向。攻撃的だがミスも多いとされる日本のスタイルとは対照的。
- 個性の尊重:ヨーロッパのコーチは、フルスイングせず「手を抜く」選手を「スマート」と肯定的に捉え、個性を伸ばす指導を重視。日本の「努力至上主義」とは異なる視点です。
外国人コーチがなぜ1流選手を育てるのか?
1. 個人のスタイルを尊重する
画一的な型にはめるのではなく、選手それぞれの「持ち味」や「個性」を活かそうとします。
「君はこうだから、こういうプレーを伸ばそう」というアプローチ。
2. ゲームベースドトレーニング(Game-based training)
ただ球出し練習をするのではなく、実戦形式の中で技術・戦術を鍛えます。
「練習=試合に直結」させる意識が強いです。
3. フィードバック重視
練習後に「なぜそれがうまくいったか/いかなかったか」を細かく対話。
コーチが一方的に教えるのではなく、選手自身に考えさせるスタイル。
4. 体の使い方の細かい指導
特にヨーロッパ系コーチは、バランス・体重移動・脱力を非常に重視します。
「力ではなく効率」で打つことを教えるため、フォーム改善にも時間をかけます。
5. メンタルの育成
勝ち負けだけでなく、「どんな状況でも自分をコントロールする力」を育てる。
ポジティブ思考、失敗からのリカバリーを非常に重視します。
6. 長期視点で育てる
目先の勝利にこだわらず、2年後、5年後を見据えた育成をすることが多いです。
やはり、海外のコーチの方がそういう面では優れているのかなと感じています。
世界のレッスンのやり方をよく見て経験するしかないですね。
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この記事を書いたコーチ

- Written by OtsuYoshito
- テニスコーチを始めて8年間、お客様のテニスの上達のサポートをしてきました。今までの経験から得た知識を皆さんに伝えることができるように頑張ります。 新しく始める方から競技者の方まで一緒に挑戦していきましょう。