2014.05.16
いつもテニスネタ!以外が多い金子です。今週のWiseは結構技術系の内容が濃かったと思うのですが、沢山の方に質問を頂きましたので、今回はiPhoneネタではなくテニスネタです。それにしても皆さんは本当にテニスが大好きなのですね。
Wiseにも書きましたが、テニスは色々と自由がきくスポーツであり、独学でも出来てしまうのですよね。確かにそれがテニスの良いところであるのかもしれません。
しかし、ちゃんとした基礎を学ばないと(いわゆるワイパースイングなど、癖のあるフォームになってしまうと)殆どの方は上達の広がり、またスピードが停滞してしまいます。
これは技術に限らず戦術においてもいえます。相手がミスしたら間違った戦術でもポイントがとれてしまう。ジャンケンで勝つようなもので、そこにはロジックが存在しません。(パーしか出さないと決めて優勝。これはこれでロジックかもしれません。真意はどうなんでしょう)
話はそれてしまいましたが、トッププロの練習も上のレベルに行けば行くほどシンプルであり、試合前の練習も技術、戦術共に基礎の確認に比重をおきます。
そうです。型あっての応用であり、基礎あっての個性なのです。
アカデミーでテニスを始めた人はなぜそんなに上達するのが早い?
これはAPF AcademiesでもシンガポールのSanwa Tennis Academyでもよく言って頂く、とても有り難いお言葉です。
「上達するのが早い」というのはジュニアもアダルトの方も見てて共通するのはフォームがとても綺麗です。
習いたてのジュニアクラスの選手でも身体が柔らかいので、フォームが身につくとプロ選手かと言うぐらいしなやかなフォームになります。
もちろんジュニアクラスの選手も、アダルトクラスの方が参加するレディスリーグなどでも、ちゃんと試合で結果を出しているというのもあり、このような言葉を頂けるのかもしれません。
さて酒井コーチ、Wiseの内容ですが、酒井コーチも基礎をおろそかにした時期があると以前にもお聞きしましたが。
自分の失敗談なのですが、大学時代、基礎をおろそかにして、テニス雑誌によく出ていた「ワイパースイング」を意識して練習していたら、ボールの当たりが薄くなり、全く前にボールが飛ばなくなるという苦い経験があります。
補足を付け加えると「ワイパースイング」というのは手首、肘を”こねる”スイングのことですね。僕がプロ選手として戦っていた時代から聞いたことありますが、実際に使っている選手はいなかったですね。まずボールが伸びない、叩かれてしまう、すなわち試合に勝てない
アメリカにいた時は悪い例で「ワイパースイングになっている、ヒデキッ!」とよくコーチから怒られたものです。
間違えたフォームのまま続けたので、正しいフォームに戻すまでかなりの時間が掛かってしまいました。
雑誌が作り上げた技術論なのか?それとも本当に使える技術なのか?大変に見分けずらいです。「ワイパースイング」はまさに前者です。ただ漫画の世界などで使う「ネタ」としては大変に面白いと思います。
何よりもテニスエレボーや手首の腱鞘炎など怪我のリスクがとても高いです。気をつけましょう。
では正しいフォームとはなんでしょうか。
これはラケットの進化は著しいので、時代にあったスイングをすることが大切となります。
一般テニス愛好家はなかなか気がつくことが難しいですね。その為に我々コーチは電波を張り、常にアップデートしていかないといけないんですね。
ライフスポーツとしてテニスを楽しんで頂く皆さんには、そんな迷いや怪我のリスクを避けられるよう、そんな気持ちでプログラムを提供していくことを心がけています。それが上達のスピードに繋がっているのだと思います。
みなさん、、いや、、
皆さん、これからも充実したテニスライフをお送り下さい!
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この記事を書いたコーチ
- Written by APF Academies
- 初心者でも安心!一般レッスンからプロ選手コースまで充実。バンコク最大のテニスクラブ、APF Academies。